生まれながらの・・・
我が歩みを少しずつ・・・(順不同に 思い出した事をその都度記します)
まずは、生まれた時のお話です
東京都世田谷区烏山にて 次男として「オギャ~」と産まれました・・・と記したい所ですが
実は産まれて直には産声をあげず、両親をはじめDrにもかなり心配をかけたとの事です。
そう、生まれながら周囲に心配をかける親不孝者か?
それとも、生まれながらの横着者か?
そして、なんとか今生に生を受け 祖父より名前を「孝」(たかし)と名づけていただきました。
祖父は 熊本県人吉市にある 林鹿寺(りんろくじ)の第四世で
荒れ寺を一代で中興した僧侶で、私がお腹にいる時に遷化いたしました。
父は、寺の末っ子で大学入学と同時に東京に居住し
大学卒業後は社会人として仏門に入ることなく過ごしておりましたので、
わたくしも幼少期はまったく仏門とは離れた暮らしをしていました。
しかし、不思議なもので・・・やがて自ら道を求め僧侶となり
しかも、幼名「孝」の文字が ご縁をいただいた 当山の
山号「大孝山」の「孝」なのです
さらに、祖父と同様に荒れた状態での入寺(※)です。
きっと生まれながらの道なのでしょう。
祖父のように、寺院の再興を一代で出来るかは いささか不明ですが・・・
※【入寺】(にゅうじ)僧侶が寺院の住職としてお寺の入る事、晋山とも言います